2013年2月25日月曜日

自由律な会「ア・ぽろん」一周年記念句会開催される!

皆さまこんにちは、俳号玉虫ことおがさわらでございます(^〇^)


昨日、2013年2月24日、御嶽山の「マルカフェ」さんにて
アぽろん一周年記念企画と致しまして、なんとリアルで句会!が開催されました。
そちらのレポートをさせていただきたいと思います♪


今回の参加者は、なかぎり代表、可児さん、寝覚さん、なかのさん、タケウマさん、しぃちゃん、
そして会員ではありませんが數濱さま、そして不肖おがさわらの8名となりました。
女性はなかのさんと私の2名のみ。そして20代はなかのさんと寝覚さんのみ。
全体的に、男らしいアダルト集団ですw
ネット上では別人格、というような話はよくありますが、
アぽろんの皆さまは、TLで見かけるそのまんまのイメージ。
会の中での発言なんかも、そのまんまで、私としては初対面という気が全くしませんでした。


句会を最も経験なさっている可児さんが、今回司会進行役を引き受けて下さいました。


全員が席に着いたところで、句会スタート!
まず、ひとり3枚、短冊が配られます。
そちらに、今回の宿題「一(いち、はじめ)」の句、「集」の句、「雑詠」が書き込まれ、
可児さんの下に集められます。
このとき句に記名はしません。誰が書いたか知らされずに、純粋に選句するためです。


可児さんがシャッフルし、再度配る準備をなさっている間に自己紹介が行われました。
笑いなど交えつつ、緊張した空気が少し緩みます。


それから、今度は句が書かれている短冊がひとり3枚配られ、それとは別に白い紙が配られ
手元にある句を書き写す作業をします。このとき句に通し番号が振られます。
これを「清記(せいき)」というそうです。
例えば、私が書き写す句の番号を1、2、3としたら、隣の可児さんが書き写す句が4、5、6…
と、いうように、番号が決められます。
自分が振る番号を間違えぬよう、一度順番に声に出して番号を言っていきました。
また、間違えた字を写してはいけないため、自分の句を提出するときよりも緊張する私たち。
アぽろんとは思えない、ぴーんとした緊張感が張り詰めます…。


全ての句に番号が振られ、清記用紙が出来上がりました。
今度はそれを、右隣の人に渡します。
回ってきた清記用紙を読み、気に入った句と番号を、自分のノートなどにメモします。


全ての句に目を通したら、気に入った句を更に8句まで絞込みます。
今回は時間の関係もあり、特選、逆選などは設けず、単純に好きなのを8つ選ぶ感じとなりました。
ここまでが「選句」といいます。


次が「披講」です。
順番に、自分の選んだ句を発表していきます。
「おがさわら選 何番、~~(句)~~、何番、~~(句)~~、(略)以上おがさわら選でした」
というように、読み上げていきます。
ここまで、非常に小気味良い緊張感が漂っています。
何度でも言いますが、アぽろんじゃないみたい…いつものおちゃらけたムードは全くありません。


皆が選んだ句を、可児さんがメモし、点数を集計します。
そして、点数が多かった順に発表していきます。
今回は点が割れました…次点が多数出現。
その中で最も高得点だったのは、


朝陽集まる路地だけ梅の花


という句でした。


この句を選んだメンバーが指名されて、どこが良かったか、など、感想を発表します。
この作業が「選評」というそうです。
今回、「朝陽~」の句を選んだ5名が、それぞれの感想を述べる。
そして終わったときに「こちらの句の作者はどなたですか?」
ここで作者が明らかになるのです!


「ハイッ!」


勢いよく手を挙げたのは、末席で素知らぬ顔をしていた代表でした!


んだよ~!w やるときゃやるね! おいしいとこ持ってくね!などと、笑い合い空気が緩む。
代表は満面の笑み。
ちょっと見てよあの嬉しそうな顔! などと野次が飛び交います。
「まぁ本気出せばこのくらいはね…ホッホッホ!!」と、実に嬉しそうな代表。
TLそのままの吹き上がりっぷりを露呈させます。
ちなみに、次点で最初に読まれた句も代表のもの。
とてつもなく調子に乗り始める代表!
すかさず「【速報】だいひょんが高得点続出させて吹きあがっています」とツイートするわたくし。
今回不参加の皆さんが、そちらをバーッとfavしていきますwww


緊張感が一気にほどけて、そこからの選評は実に楽しいものになりました。
初対面の私たちですが、どんどん率直な感想を述べていきます。
タケウマさんのツッコミがとにかく面白い。


花火見上げていたおんなの喉のうつくしい夜


という、寝覚さんの美しい句に皆でため息をついていたのですが、
寝覚さま本人が、ひとりで花火大会に出かけ、どこぞのカップルの女性を見たことを
思い出しながら作った句だ、と暴露。 そこへタケウマさんが
「『おんな』って、よその彼女じゃないですか!」
もう爆笑に次ぐ爆笑。


その後、みんなが回ってくるたびに吹き出した、


春一番連れてなかぎりせいじ来る


という挨拶句も、タケウマさんのものと判明。
そんな感じでメチャクチャ笑わせていただきましたw
可児さまも「フルネームを詠まれるって非常に珍しいですね…」とのこと。


以下に、今回詠まれた全句を通し番号順にあげておきます。
おがさわらの記録の不十分さにより、詠み人知らず状態ではありますが…(汗)
どれが誰の句か、想像しながら見て楽しんでいただければ、と存じます。


1.上野駅に集まりまた散ってゆく北からの我らだ

2.チェロケース通路ふさいで日曜の車両

3.ひとつづす集まってくる春日かな

4.桜餅一つといはず買ひにけり(※「餅」は正字)

5.朝陽集まる路地だけ梅の花

6.春浅きお湯の沸くまで待つ時間

7.初蝶の集ひてのちに舞ひたちぬ

8.春一番連れてなかぎりせいじ来る

9.たった一本のペンも握れない

10.人集まるとあったかい

11.竹馬のはじめの一歩9人かな

12.手袋の片方ひとつ落し物

13.はじまりの予感信じたくなる白梅の香りだ

14.深酔いを度の合わない眼鏡のせいにした

15.短編集の様な毎日だったらな

16.やどかりやバケツの隅のひそやかさ

17.寒月も凛と立つをり浅間山

18.短冊に9つ集う獺祭(おそまつり)

19.何も足さず一のまま生きる

20.それはちと違うじゃないのだけど春

21.空の胃袋にもらった甘さ広がる

22.こどもら集まってきてなんにも無いよ

23.花火見上げていたおんなの喉のうつくしい夜

24.皆一ぺんにいなくなってつめたい器



会場のマルカフェさんのお料理も、とっても美味しかった(^〇^)
今回は選句まで、飲み物のみで行いまして、選評は楽しく食べ物をいただきながら
するかたちとなりました。


会の終わりにいただいたデザートに、皆ビックリ&大喜び!!


ミニパフェの中心に、クッキーが飾ってあり、一文字書いてある。
集めると、「祝アぽろん一周年」になるのです!!



私は携帯の電池切れにより撮影できなかったのですが、
代表が撮ったのを送っていただけたので、うpしちゃいます!!


本当に和やかで楽しい一周年記念句会となりました♪
お集まりいただいた皆様、大変お疲れ様&有難うございました!!(^〇^)


これをきっかけに、アぽろんでどんどんリアル句会を出来たらなーと思います。


追記:

用事のあったなかぎり代表、なかのさん、わたくしおがさわらは行けなかったのですが、
ほかの皆さんは五反田で二次会をしておおいに盛り上がったみたいです!
寝覚さんが大いに語ったとかw 拝聴したかったです!
絶対またやりましょう♪




おがさわら




2 件のコメント:

なかぎり せいじ さんのコメント...

いまさらですが、おがさわら女史、レポートありがとう。

しみじみとおもいだしています。

またやれたらいいね。

玉虫 さんのコメント...

> なかぎり代表

いえいえ、とんでもない!
書きながら思い返して、とっても楽しかったなーと嬉しくなってましたよ、またやりましょう!(^〇^)

今回、帰り際があわただしかったのだけ残念に思ってます。
次回は二次会の手配なんかもばっちりした上でいたしましょうね♪♪♪